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股関節のアンディオール について

僕は骨格整体の先生なので、 バレエをする方が、なんでアンディオールをしたがるのか? 目的がさっぱり分からず、皆さんに聞いたら「練習でするから」「するのよ」といった答えはありますが、いまいち目的はさっぱり分からずじまいでした。

 

そのせいか、アンディオールも人それぞれで、 足先だけで180度を目指してふくらはぎ痛めたり、  床との摩擦で180度にしているけど足を空中にあげれば鎌足になったり、前かがみで180度目指したり、  靭帯を痛めるほど伸ばして短期的に180度出来るようになったり、  膝下と足首だけのアンディオールや、 先生の軽くて美しいアンディオール、 ユーチューブや、世界のバレリーナのDVDも含め、 人それぞれのアンディオールのレパートリーを見ていました。

 

結局、出来ているのかどうか?すら判定もつかず、目的も、成功例も分からず、

 

  「アンディオール」「ターンアウト」の 足先が180度に開けばなんでもいいのか?というときっとそんなわけがない。

 

 

「アンディオール」は単体で出来るかどうかを競うものではないです。競技ではないです。  きっとバレエの基礎として、応用編もあるはずです。「アンディオールは出来たとして、その後どのように使うのだろう?」  そう思って1年半ぐらい考えていて、  素晴らしいアンディオール、素晴らしいバレエを見せてくれる尊敬する先生が来院されたときに、 「これは幸いだ。本物の股関節、アンディオールはどうなっているのかな?」と思い、 その股関節を見ていて、「成功例がこの状態だとすると、一般的な股関節との違いはわかる。 理想の股関節、アンディオールはきっとこのぐらいの感じだろうな。 そして、目的はこのように使うのだろうな」と想像できました。  その時に、アンディオールはわかったと思います。

 

その先生の股関節のもっと先、理想の股関節の状態を理解できました。

 

 

 「アンディオール」することで、寛骨臼の中で大腿骨頭が回転して、大転子が後ろに回る角度になることが大事だと思う。
この時に、寛骨臼の中で動きがあることが大事。 一般的には寛骨臼と大腿骨頭あたりはがちがちに硬くて、大腿骨頭だけが回ることはやりにくい。がちがちのまま、全体が一体となってアンディオールしている。  それだとダメだろうなと思いました。
あくまでも、寛骨臼の中で大腿骨頭が回ることが大事。 そして、大転子が後ろの回ることで、下半身の軸はとても広くバランスを取りやすくなる。   ここがバレエにとって、とても大事なことだろうなと思う。

 

 

股関節の内転筋側を前に出して、そのままお尻から押す感じで重心を掛けると、内転筋の内側が伸びる。その時に、大転子と大腿骨頭が前に重心を掛けた時にブレーキがなくなり、とんでもないほど前に重心が動くことに気が付きました。    特に内転筋に近い部分の前が伸びることが大事です。  パラレルでは起きない現象です。  「 目的は、これに関係するな 」 そう思いました。  だから 「アンディオール」は骨盤でするものではなく、膝下でするものでもなく、足首でするものでもないなあと思いました。  「最重要アンディオールは、 股関節でするもの。特に内転筋側を伸ばすことだな」と思いました。   

 

 

ちなみに
●骨盤でアンディオール、
●膝下でアンディオール
●足首でアンディオール

 

とあり、それぞれ施術も説明もできます。
それぞれ別のことだと考えています。
今回は ●股関節のアンディオールです。

 

 

 

 

アンディオールがなぜ必要なのか?目的?
その理由を考えていました。

 

最近
●少なくとも二つの要因に気が付きました。
  ★一つは下半身の強化 
  ★もう一つは上半身の自由度が上がることです。

 

考え方は、パラレルとアンディオールの比較です。その中で、アンディオールの必要性を考えました。

 

●そこから逆算したときに、足首でのなく、膝下でもなく、股関節のアンディオールが特に重要だなと思い、その中でも、  「このタイプの股関節のアンディオールが必要だろう」と考えに至ったので、書いてみます。

 

 

 

 

まず、アンディオールが必要な理由は、

 

★下半身の強化になる。それも主に軸足の強化。
  パラレルでいろいろな動きをした見た時にブレるものが、アンディオールをすることでブレがとても少なくなる。
  これが、軸の強いパッセにつながる。  股関節がアンディオールできなくて強いパッセにはならない。
  パッセがその次のピルエットにつながると思いますが、股関節がアンディオールできなくてピルエットできるわけがない。
  パッセも、ピルエットも下半身の強い軸が必要。

 

 

★下半身の自由度が上がる。
 お尻の下の横を押したときに、パラレルだと股関節がつっかえて全然押しきれない。どんなに押しても前上腸骨棘になる。 アンディオールをすることで、股関節がつっかえなくなり骨盤の下部をしっかり押せる。バランスが良くなる

 

 

★パラレルだと、四頭筋や腹筋で軸を取るけども、アンディオールすることで、内転筋やハムストリングや、背筋群をつかうことができる。これが、バレエの基礎につながる。  バレエのすべての演技には、背筋群が必要で、足技には内転筋やハムストリングが必要。 そのどちらにもかかわるキーになるのが、股関節のアンディオールだと思う。

 

 

★上半身が安定する。骨盤の下部をしっかり前に押しているので、骨盤がまっすぐ安定しており、上半身をその上に乗せやすい。  胸を反らせることが容易。  

 

★お尻の下の横を両方とも押しやすいので、骨盤がまっすぐ立ちやすく、お腹に力が入りやすく、お腹の引き上げがしやすい。

 

★背筋群を使いやすい。

 

★横から見たら、胸と腰と骨盤が前に押し出されていて、三日月型になる。こうなると、上半身が超安定する。

 

★上半身が安定しているので、首や頭が自由になる。力が入らない。首が綺麗になる。

 

★首の力がぬけて、頭が自由になり、綺麗で安定しやすい。

 

 

これぐらいは少なくともあります。   (他にもきっとあります。  あったら教えて欲しいです)

 

 

 

 

 

僕は骨格整体の先生なので、股関節のアンディオールは、関節の技術で相当変えることができます。端的に言えば、大腿骨頭の向きを大幅に変えます。
アンディオール出来ない人の大転子、大腿骨頭を触って動かしてみると、うちに閉じる形で固まっていることばかりです。 実際は上に上がっていたり、ひっかかったり、いろいろな問題を持っています。

 

 

多分一般のひとは大腿骨頭とかいってもイメージしにくいと思いますが、簡単に理解する方法があります。
ほぼ同じような関節は、肩関節です。  肩ですよ。  腕を回してみたらわかります。綺麗に大きくまんべんなく回せる人とかいないでしょ。あれと同じです。

 

肩と股関節は、動物で言うなら、 前足と後足の関係です。 構造的にもそっくりです。  だいたい同じようなものです。  同じような考え方で、同じように動きます。
腕が後ろの回らない人がいるように、股関節も後ろにいかに人がいるだけですよ。  後ろに綺麗に回せばいいです。 簡単。

 

 

 

ほとんどの今の日本人の股関節は、座り姿勢が普通になっています。
●ほとんどの人の、股関節の前面が延びません。 全然ダメです。 超延び延びにする必要があります。人生最大限に伸ばしたほうがいいです。
●ほとんどの人の、内転筋側の股関節はがちがちで伸ばしたことないです。 全く伸びません。
●ほとんどの人の、股関節の骨頭は寛骨臼に対して滑らかに球体の動きをしません。 いびつに固まっています。
●ほとんどの人の、股関節は大きく後ろに円を描くようにしたときに、最後まで後ろに行きません。 途中で痛くなり、小さいか、いびつな円を描きます。 全然ダメです。  股関節の骨頭は球体です。  円を描けるはずです。
●ほとんどの人の、股関節は伸びません。 骨頭を掴んで、押したり引いたりしてみたらわかります。  だいたいカチンコチンです。  全然ダメです。  伸びたり縮んだりないと股関節は硬いままです。  

 

僕はこれらの問題を、筋力トレーニングで問題解決しようとは考えません。筋トレは指導しません。  やらないよりやったほうがいいですが、問題の解決の方法ではないです。

 

 

僕が行う施術では、  関節の形を変えるだけです。寛骨臼の中で、大腿骨頭をグルグル動かせるようにします。
なので、上手くいけば1〜5回の施術で相当アンディオールできるようになります。しかし、甘くないです。  まあまあ痛いですよ。 関節がちぎれると思うような痛みが出ると思います。強めのストレッチのような感覚です。

 

股関節の形を変えます。

 

 

第一に骨盤側の寛骨を相当動かします。方向は個人差もあり、決まっていません。 大体の方向はあります。
恥骨を尾骨方向 と、寛骨全体を仙骨方向 に動かします。  あとは現場で調整しています。毎回違います。

 

 

その次に、大腿骨頭を動かします。直接大腿骨頭をしっかり掴んで、球体の骨頭が綺麗に回るように動かします。
ほとんどの人の骨頭は、引っかかりがあって、球体で動きませんよ。 特にアンディオールするための動きは悪いです。
これを徹底して動かします。

 

 

その二つをメインに考えますが、 実際にそうするには、適度な牽引や、周りの歪みを取ったり、いろいろな下処理が必要です。  そうそう簡単に動きません。 やったらわかります。

 

 

 

 

 

 

動かせたかどうかは、最後に、
●一番ポジションを股関節から楽にできるかどうか、前後で変わったかどうか?
●タンジュが楽にできるかどうか、 前後で変わったかどうか?

 

確認します。  変わって当たり前、 変わらないならできていません。  出来るまで工夫してするだけです。  簡単。

 

 

 

それと、結局は、いつもの練習の中で、最終確認をします。

 

★下半身の強化。それも主に軸足の強化。
★下半身の自由度が上がる。
★パラレルだと、四頭筋や腹筋で軸を取るけども、アンディオールすることで、内転筋やハムストリングや、背筋群をつかうことができる。
★上半身が安定する。骨盤の下部をしっかり前に押しているので、骨盤がまっすぐ安定しており、上半身をその上に乗せやすい。  胸を反らせることが容易。 
★お尻の下の横を両方とも押しやすいので、骨盤がまっすぐ立ちやすく、お腹に力が入りやすく、お腹の引き上げがしやすい。
★背筋群を使いやすい。
★横から見たら、胸と腰と骨盤が前に押し出されていて、三日月型になる。こうなると、上半身が超安定する。
★上半身が安定しているので、首や頭が自由になる。力が入らない。首が綺麗になる。
★首の力がぬけて、頭が自由になり、綺麗で安定しやすい。

 

上記が楽にできているかどうか? できていれば多分、アンディオール出来ているし、 できていないなら、まだまだしたつもりになっているだけで、客観的には出来ていないと思いますよ。  出来るまですればいいだけです。

 

 

他にも、 タンジュ、パッセ、ピルエットなど、いろいろ動かしてみたらわかります。  

 

●股関節が前に行っているかどうか?
●重心が変わったかどうか?
●アラベスクがあがりやすいかどうか?
●軸足が変わったかどうか?
●一番ポジションをこかんせつできているかどうか?膝下を楽にして180度いくかどうか?

 

 

大腿骨頭自体を後ろから前にグルンと回るように動かせば、あっという間にアンディオールは変わります。
出来た瞬間から、超バレリーナ・バレリーノです。  面白いですよ。


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