整体の先生が思う パッセ
僕はパッセは一生、到底出来そうにないので、下記内容を書くのもどうかと思いますが、骨格整体の先生としてわかることがあります。皆さんのパッセの上達、バレエの上達に向けてアドバイスはできると思います。
骨格整体の先生が考えるバレエ 「パッセ」について
2021年8月06日時点の考え。 またいい考え、理論、技術ができたら追加します。
(考え方は、経験の蓄積と理論の進化により、よりよく変わっていくものです。 きりが無いです。 なので、今の時点での考えで書きます。)
また、骨格整体の分野の見方だけですので、偏りがあります。充分知っています。 他の分野の先生の見方もあると思います。 よりよく出来るようになるなら、それは正解だと思います。 なので、きっとたくさんの正解があるのだと思います。 僕の見方もその一つだと思っています。 誰かの参考になればと思い書いています。 同じ施術家が参考にするなり、バレエ関係の方が参考にするなり、ご自由にされて結構です。
骨格整体の先生として思うのは
●もも上げの発想から始まると違うな。迷走して結局ゴールしないだろうな。新たな発想から、一からやり直したほうがいい
●お尻と脚の境目、お尻を押すことが最重要だと思います。 動画でみる先生たちは皆、自然とお尻の下部を押しています。 横から見ると、頭と胸と足首が一直線ですが、お尻の下部および股関節を前に出しています。
三日月の形で立ちます。 また、バレエの時に一切その姿勢を崩さない。 あれが一番大事だと思う。
●軸足側のお尻の下部を押し込んで、みぞおちと脇を上に上げるように固めて、顎引いてるかな。
●お会いしたバレエの先生は、「パッセのルルベは他よりも強くお尻の下部を押す」と言っていました。
そうだと思う。 強い軸を作るために、お尻の下部もしっかり押すし、バランスを取る筋肉も相当使うと思います。筋力使うと思います。 それだけ軸、重心を意識していました。
●動足側に気が行っているようには到底見えない。 軸足をしっかりさすこと、ターンアウトと、頭の位置をしっかり決めていること。だと思う。 軸足が筋肉でがチンがチンだと思う。
●動足側は、5番ポジションで、足を前に出したまま、形を崩さず上げてるのかな。
●動足は内側を前に出すようにしていること。股関節をよく使っていること。
●動足は、背筋、臀部、内もも、ふくらはぎを使って上げる。 軸足のお尻の下部を押し込めば、一気にやりやすくなります。
これぐらいを見ていて思います。 これは骨格整体の先生の独特な見方です。 あとはどうも筋力の部分が大きいようですが、筋肉の使い方は、素人なので、ネットで見た動画や、来院者さん、バレエの先生たちののいろいろな声を思い出し、下記に、パッセのコツを書いてみます。
(うちは骨格の整体院なので、実際の施術では、上記内容、下記内容を踏まえて、関節を施術します。お尻を押せるようになる施術と、股関節と、肋骨だろうな。)
最も大事な最初に確認すること
まず、「もも上げしてから脚を出来るだけ外に開いている」のでは無い。無い。無い。
この発想の転換が第一。 動足が前に向いている場合は、パッセの理解がもも上げから始まっていると思います
つま先や踵への注意と理解が不足しているだろうな。
違います。
もも上げにしたら、お尻の筋肉は抜け抜けだろうな。 前かがみだろうな。 だって、もも上げは短距離走の練習でするものだから、短距離走の姿勢になるよ。
勘違いです。 発想の転換が大事。まずは、もも上げから始めるパッセをやめましょう。
端的に言えば
●動足は内側を見せながら上げる。 「足裏、ふくらはぎ、太もも」を見せる感じ。 踵を常に意識して、つま先より前に前に出す。 お尻の下部も押す。押す。●軸足はお尻を押しまくって、頭と、脇と、胸と、足首を重心がずっと通るように意識する。
●軸足の肋骨の下部を押す (追加です)
両足ターンアウトの極致だと思う。
軸足側のコツ
普段よりも強く立つ。それでいて、自分のターンアウトに無理のない範囲で5番を取る
無理して5番で立っても、軸足の一本で立った時に、くるんと回ってしまうから。
(そういう意味では、5番で楽に立つようになることがとても大事だろうな。5番対策は必須だろうな)
●動足側を上げる時に、軸足はしっかりと外旋させて、床に足が突き刺さるように、
動かさないように立つ。
●さらに動足側を徐々に上げるたびに、軸足側もより強く外旋(ターンアウト)していく。
上げるたびに外旋を強くして、常にしっかりターンアウトする、
●重心は思ったより軸足側に傾く。
●お尻が後ろに抜けないように気を付ける。 お尻が後ろに下がると、必然的に頭が前下に下がって、軸がおかしくなってダメになる。対策としては、お尻の下部を押す。 それと背中の真ん中(肋骨の下部)も押す。≪8月10日追加しました≫
脇をしっかり引き上げて
お腹もしっかり引き上げて
動足側
●もも上げの発想をやめて、ではどうするかといえば、イメージは「背筋パッセ」 背筋と殿筋と、内もも(多分ハムとリングス)の筋肉群を使って上げる。 理由は、もも上げの時と大違いは背筋を使うから。もも上げは、前かがみ、腰曲げる、背筋は使わないな。 背筋を使うのは対照的。
●次に気を向けるのは、踵!! 最後まで踵!! つま先よりも踵が前に出るように意識する。それだけで、脚は横に向いたまま、上がるから。 脚が前に行かない。
●踵を丁寧に前に押し出すように向けたままた、丁寧につま先を床から離して、つま先を丸めて、軸足に添わせる
この時も常に踵を前にしておく。 ふくらはぎも前に来る感じ。
●5番ポジションで、踵を前に出したときの緊張感を維持して、そのまま上げながら、なお外旋させてあげる。
●内もものアンディオール
内ももが前に向くように
●膝下のアンディオール
ふくらはぎも前に向くように。
●内ももと、ふくらはぎの筋肉で上げる。筋力が無くて上がらないときは、軸足をさらに強く床に押し付ける。軸足を押し付けて動足を上げるようにする。
●この時に足の外側の筋肉を使わない。外側の筋肉を使うともも上げになる。
お尻と足の境目を意識して中に入れ込む。これが動足側のターンアウトにつながる。
●動足側を強く強くターンアウトしながら、上げる。 股関節を回転させる。
どうやったら動足を強くターンアウトしながら上げるのか?
●軸足につま先を当てながら、軸足に沿って上げる
●また、下げる時もしっかり軸足に沿って下げる
お尻の筋肉と内ももの筋肉を使って、つま先を軸足から離しても、脚がたかくあがるようにする。
どうでしょうか? 皆さんもやってみてください。 どこか一つでもヒントが合って、お役に立てれば幸いです。
実際の施術では
多分軸足の改善を相当します。 横からみて、三日月型で立てるまですると思います。 割と大変です。でもできないことは無いです。 お尻の下部を押して、頭と、肋骨と、丹田と、足首が一直線に揃って、楽に重心が通るようにすることです。
動足側は、使い方のセッションだけだと思います。 筋肉の使い方の問題です。 意識とかパッセの理解を帰るところからすると思います。
しっかりお尻の下部を押して、踵を意識すれば、大きな改善あると思いますよ。