骨格整体の先生が考えるバレエ 「軸足のお尻を押すこと」について
2021年8月04日時点の考え。 またいい考え、理論、技術ができたら追加します。
(考え方は、経験の蓄積と理論の進化により、よりよく変わっていくものです。 きりが無いです。 なので、今の時点での考えで書きます。)
また、骨格整体の分野の見方だけですので、偏りがあります。充分知っています。 他の分野の先生の見方もあると思います。 よりよく出来るようになるなら、それは正解だと思います。 なので、きっとたくさんの正解があるのだと思います。 僕の見方もその一つだと思っています。 誰かの参考になればと思い書いています。 同じ施術家が参考にするなり、バレエ関係の方が参考にするなり、ご自由にされて結構です。
バレエにとって、絶対必要条件です。 「お尻押す」
もしかしたら、先生によって、言葉は違うかもしれませんし、細かい違いはあると思いますが、
言い方の違いで、 実際にあることはあります。 「軸足のお尻を押す」
「頭を動かさず、顎を引いてまっすぐ」 と、「軸足のお尻を押す」 を組み合わせて、
それは強い軸、美しい軸、ブレない軸を作るために、絶対必要条件だと思います。
頭を動かさないとか、顎を引くとかはわかりやすいです。聞いた通り、見たままです。他のダンスでも言うと思います。
バレエの「軸足のお尻を押す」は特徴的だと思います。
バレエの上級者や、先生たちは、
意識的か、無意識かは人それぞれですが、軸足をしっかり強くさせるために「軸足のお尻を押す」ことをしていると思います。
そもそも軸が出来ているかどうかは、 「頭の重さと肋骨部分の重さを一直線にして」 その重さが、背骨とお腹を通って、股関節の前側を通って、そのまま、足首、足裏に重心を感じるかどうかだと思います。 頭と、胸と、股関節の前と、足首、足裏が一直線です。 何か物を頭の上に乗せて、落とさないように練習するのは同じことです。 物の重さが、重心を意識する道具になっています。
ちなみに、「軸足のお尻押す」=軸がしっかり強くなる。のですが、 逆に、軸が出来ていないときにもっとも間違うのは、「お尻が引けること」 イメージは、頭が前で、お尻が引けて、忍び足状態かな。
お尻が引けたら、バッセで足が動足が前に出るでしょうし、ピルエットで立つところから失敗するでしょうし、そもそもルルベも踵が低いと思いますよ。
そのすべての突破口が「軸足のお尻押す」だと思います。
けれども、言われた皆さんにとっては、 「分かったような、分からないような、なぞなぞのような、呪文のような、できたつもりだけど、出来ているかどうかわかんらない」そんな謎の言葉になっているように思います。
「軸足のお尻押す」 骨格整体の先生として思うに、「お尻」の言葉の範囲が広すぎじゃなかな。
聞いてみると、人それぞれで、
●腰椎5番あたりだったり
●左右の殿筋辺りだったり、
●仙骨真ん中だったり
●尾骨だったり
いろいろです。みんな「お尻押しているつもり」です。
いろいろだと、あまり良くないです。はっきりしたほうがいいです。
「お尻のどこなのか?」 ピンポイントでどこなのか?
きっと正解は、皆さんが思うより、「下の横」
僕が思うに、 「軸足のお尻押す」は、「左右の大腿骨頭から、坐骨、尾骨」にかけてのラインだと思います。
それが右側の大腿骨頭から坐骨を通って尾骨までと、左側の大腿骨頭から坐骨を通って尾骨までの二つ通りがあるのだと思います。
大抵の人がおもうより下の部分です。 そして、横の部分です。 「下で横」 両足で立って、一番ポジションをしているときは、真ん中の仙骨や尾骨を押しているのと似ていますが、正確には、「左右の大腿骨頭から、坐骨、尾骨」を押すことが正解だと思います。
なぜそういうのか?といえば、 本当に美しいアラベスクを見た時に、(自分ではできないので、観察のみです)動足側は上げ続けても、軸足側はお尻を押し続けると思います。 なので、動足側を上げ続けると、軸足側を押し続けるということ、同時に起こるわけです。 それができる部分は、 「軸足側の大腿骨頭から、坐骨、尾骨」のライン以外に無いです。そして、左右がバラバラに存在するのも同じ理由です。
なので、お尻を押す部分は左右別々にあって、合計2か所です。
どうせ押すなら、タンジュの際も、バッセの際もピルエットの際も、 「軸足側の大腿骨頭から、坐骨、尾骨のラインを押す」と覚えて、練習するといいと思いますよ。
「バレエで最重要は軸」だと思います。 柔軟性が無くても、筋力がなくても、軸さえできれば、かなりいいところまで行くと思います。
軸は軸足のことです。 ぶれない軸足。 動足をうごかしても、歩いても、走っても、飛んでも、ブレない軸。
それは、膝よりも股関節が常に前にあって、胸を前に出して、肩を下げて、お尻を押して、前重心になることで初めて出来ることだと思います。
お尻がドナルドダックのように、後ろに出ていたら、軸がブレブレになります。
動足側を動かすと、軸足もつられて、グラグラになります。
それではまずいでしょ。
★ お尻の下部を押し出す柔軟性と、バランスと、筋力だと思います。
★ 関節の問題としては、股関節よりも、 仙骨の柔軟性と、骨盤底の柔軟性だと思うな。
●「しゃちほこ」ストレッチ&運動。 うつ伏せになって、 太ももおよび足を何かの台に乗せて、20cm〜50センチほど持ち上げる。 「しゃちほこ」状態になる。 そのままリラックスして、仙骨の柔軟性と、腰椎の柔軟性と、腹部の柔軟性をつける。 足の前側を伸ばす。 イメージは名古屋の 「しゃちほこ」状態です。
●次に、しゃちほこのまま、うつぶせで、底辺にしたところを、ちょっとずらす。おへその下から、5センチぐらい下の下腹部にする。その次はもう5センチ下の所辺りにする。 いろんなところを伸ばす。
●「しゃちほこ」状態のまま、腰およびお腹を上げ下げする。次に、片足づつ上にあげる運動をする。 筋力と柔軟性を高める。
この運動は、人によって、ものすごく差があります。 らくらくできる人もいれば、 カチンコチンで、しゃちほこ状態すらできない人もちらほらいます。
●もう一つは、ヨガホイールを使って、ブリッジです。正座して、足の間にヨガホイール入れて、お尻に当てて、そのまま後ろに倒れて、ブリッジです。細かく場所を変えて、いろいろな角度のブリッジです。 カンブレにとてもいいですよ。 是非毎日するといいです。
★ヨガホイールが一番おススメです。 正座から、お尻の下にヨガホイールを入れて、そのままブリッジをおススメです。
腰椎の柔軟性、足の前の筋肉群を伸ばすこと、仙骨に柔軟性を付けることなどとてもいいです。
ヨガホイールで動画検索してみて下さい。 素晴らしい先生たちがいろいろな使い方を出しています。どれもおススメです。
簡単で、いつでもできます。 テンションが低い日でも、出来ます。 これができなくて、 ブレない軸足が出来るとは思えないです。 頑張りましょう。
施術では、もっと下の、大腿骨頭辺りまで、柔軟性を付けるような施術をします。 自分でも、しゃちほこ状態から、大腿骨頭裏を押すような工夫ができるといいけど、ちょっとガッツが必要ですね。 挑戦してみてください。 間違いなど無いです。 どれも正解。 柔軟性ですから。
2021年8月04日時点の考え。 またいい考え、理論、技術ができたら追加します。
(考え方は、経験の蓄積と理論の進化により、よりよく変わっていくものです。 きりが無いです。 なので、今の時点での考えで書きます。)
また、骨格整体の分野の見方だけですので、偏りがあります。充分知っています。 他の分野の先生の見方もあると思います。 よりよく出来るようになるなら、それは正解だと思います。 なので、きっとたくさんの正解があるのだと思います。 僕の見方もその一つだと思っています。 誰かの参考になればと思い書いています。 同じ施術家が参考にするなり、バレエ関係の方が参考にするなり、ご自由にされて結構です。
お尻を押すこと。
バレエにとって、絶対必要条件です。 「お尻押す」
もしかしたら、先生によって、言葉は違うかもしれませんし、細かい違いはあると思いますが、
言い方の違いで、 実際にあることはあります。 「軸足のお尻を押す」
「頭を動かさず、顎を引いてまっすぐ」 と、「軸足のお尻を押す」 を組み合わせて、
それは強い軸、美しい軸、ブレない軸を作るために、絶対必要条件だと思います。
頭を動かさないとか、顎を引くとかはわかりやすいです。聞いた通り、見たままです。他のダンスでも言うと思います。
バレエの「軸足のお尻を押す」は特徴的だと思います。
バレエの上級者や、先生たちは、
意識的か、無意識かは人それぞれですが、軸足をしっかり強くさせるために「軸足のお尻を押す」ことをしていると思います。
そもそも軸が出来ているかどうかは、 「頭の重さと肋骨部分の重さを一直線にして」 その重さが、背骨とお腹を通って、股関節の前側を通って、そのまま、足首、足裏に重心を感じるかどうかだと思います。 頭と、胸と、股関節の前と、足首、足裏が一直線です。 何か物を頭の上に乗せて、落とさないように練習するのは同じことです。 物の重さが、重心を意識する道具になっています。
ちなみに、「軸足のお尻押す」=軸がしっかり強くなる。のですが、 逆に、軸が出来ていないときにもっとも間違うのは、「お尻が引けること」 イメージは、頭が前で、お尻が引けて、忍び足状態かな。
お尻が引けたら、バッセで足が動足が前に出るでしょうし、ピルエットで立つところから失敗するでしょうし、そもそもルルベも踵が低いと思いますよ。
そのすべての突破口が「軸足のお尻押す」だと思います。
けれども、言われた皆さんにとっては、 「分かったような、分からないような、なぞなぞのような、呪文のような、できたつもりだけど、出来ているかどうかわかんらない」そんな謎の言葉になっているように思います。
「軸足のお尻押す」 骨格整体の先生として思うに、「お尻」の言葉の範囲が広すぎじゃなかな。
聞いてみると、人それぞれで、
●腰椎5番あたりだったり
●左右の殿筋辺りだったり、
●仙骨真ん中だったり
●尾骨だったり
いろいろです。みんな「お尻押しているつもり」です。
いろいろだと、あまり良くないです。はっきりしたほうがいいです。
「お尻のどこなのか?」 ピンポイントでどこなのか?
きっと正解は、皆さんが思うより、「下の横」
大腿骨頭から、坐骨、尾骨
僕が思うに、 「軸足のお尻押す」は、「左右の大腿骨頭から、坐骨、尾骨」にかけてのラインだと思います。
それが右側の大腿骨頭から坐骨を通って尾骨までと、左側の大腿骨頭から坐骨を通って尾骨までの二つ通りがあるのだと思います。
大抵の人がおもうより下の部分です。 そして、横の部分です。 「下で横」 両足で立って、一番ポジションをしているときは、真ん中の仙骨や尾骨を押しているのと似ていますが、正確には、「左右の大腿骨頭から、坐骨、尾骨」を押すことが正解だと思います。
なぜそういうのか?といえば、 本当に美しいアラベスクを見た時に、(自分ではできないので、観察のみです)動足側は上げ続けても、軸足側はお尻を押し続けると思います。 なので、動足側を上げ続けると、軸足側を押し続けるということ、同時に起こるわけです。 それができる部分は、 「軸足側の大腿骨頭から、坐骨、尾骨」のライン以外に無いです。そして、左右がバラバラに存在するのも同じ理由です。
なので、お尻を押す部分は左右別々にあって、合計2か所です。
どうせ押すなら、タンジュの際も、バッセの際もピルエットの際も、 「軸足側の大腿骨頭から、坐骨、尾骨のラインを押す」と覚えて、練習するといいと思いますよ。
お尻を押せば軸が変わる
「バレエで最重要は軸」だと思います。 柔軟性が無くても、筋力がなくても、軸さえできれば、かなりいいところまで行くと思います。
軸は軸足のことです。 ぶれない軸足。 動足をうごかしても、歩いても、走っても、飛んでも、ブレない軸。
それは、膝よりも股関節が常に前にあって、胸を前に出して、肩を下げて、お尻を押して、前重心になることで初めて出来ることだと思います。
お尻がドナルドダックのように、後ろに出ていたら、軸がブレブレになります。
動足側を動かすと、軸足もつられて、グラグラになります。
それではまずいでしょ。
★ お尻の下部を押し出す柔軟性と、バランスと、筋力だと思います。
★ 関節の問題としては、股関節よりも、 仙骨の柔軟性と、骨盤底の柔軟性だと思うな。
改善策の一例としては、
●「しゃちほこ」ストレッチ&運動。 うつ伏せになって、 太ももおよび足を何かの台に乗せて、20cm〜50センチほど持ち上げる。 「しゃちほこ」状態になる。 そのままリラックスして、仙骨の柔軟性と、腰椎の柔軟性と、腹部の柔軟性をつける。 足の前側を伸ばす。 イメージは名古屋の 「しゃちほこ」状態です。
●次に、しゃちほこのまま、うつぶせで、底辺にしたところを、ちょっとずらす。おへその下から、5センチぐらい下の下腹部にする。その次はもう5センチ下の所辺りにする。 いろんなところを伸ばす。
●「しゃちほこ」状態のまま、腰およびお腹を上げ下げする。次に、片足づつ上にあげる運動をする。 筋力と柔軟性を高める。
この運動は、人によって、ものすごく差があります。 らくらくできる人もいれば、 カチンコチンで、しゃちほこ状態すらできない人もちらほらいます。
●もう一つは、ヨガホイールを使って、ブリッジです。正座して、足の間にヨガホイール入れて、お尻に当てて、そのまま後ろに倒れて、ブリッジです。細かく場所を変えて、いろいろな角度のブリッジです。 カンブレにとてもいいですよ。 是非毎日するといいです。
★ヨガホイールが一番おススメです。 正座から、お尻の下にヨガホイールを入れて、そのままブリッジをおススメです。
腰椎の柔軟性、足の前の筋肉群を伸ばすこと、仙骨に柔軟性を付けることなどとてもいいです。
ヨガホイールで動画検索してみて下さい。 素晴らしい先生たちがいろいろな使い方を出しています。どれもおススメです。
簡単で、いつでもできます。 テンションが低い日でも、出来ます。 これができなくて、 ブレない軸足が出来るとは思えないです。 頑張りましょう。
施術では、もっと下の、大腿骨頭辺りまで、柔軟性を付けるような施術をします。 自分でも、しゃちほこ状態から、大腿骨頭裏を押すような工夫ができるといいけど、ちょっとガッツが必要ですね。 挑戦してみてください。 間違いなど無いです。 どれも正解。 柔軟性ですから。